きづのもり KIZUNOMORI

ストーリー

STORY 8.「生産者と消費者を“つなぐ”」

メイン写真【堤さん】

木津川市を中心に、山城地域のまち歩き、まちおこし、まちづくりに係る仕事をしてこられた堤 明日香さん。その中で色んな団体の方との出会いがあったが、みなさん自分たちが丹精込めて作った物を多くの方に知ってもらいたい、と言われたという。木津川市を含む山城地域は、新鮮な野菜を簡単に手にいれることができる素敵な環境。しかし、京野菜と比べると知名度が低いのか、地元の方もあまり知らない方が多いとか。それならば、知ってもらおう、そして多くの方に食べてもらおうと、この活動を始められたそうだ。そんな、山城ごはん実行委員会のホームページは、京都府山城地域で頑張る農家さんや新鮮な野菜でつくった加工品、生産者さんの「今」を紹介しており、堤さんの想いそのものだ。

2.承堤さん

そんな木津川市を知り尽くす堤さんに、毎年ご協力いただいている木津川市プロデュースプロジェクト。初めてお会いしたのは2015年夏。木津川市をより良くしたいと活動されるNPO法人加茂女さんに放置竹林について勉強するため伺った時だ。そこで私たちが企画していたツアーの話をしたところ、「うちの法人でもまち歩きの企画をしているよ。その担当者を紹介しましょうか?」と言われ、お会いしたのが堤さんだった。今から振り返ると、これは思いがけない幸運だった。

4.転(堤さん)

そこから堤さんに多くのアドバイスをもらいながら、様々な企画を実行した。国宝・文化財を巡るツアーに伴走していただいたり、地元食材を使ったお菓子作り企画を助けていただいたり、バスツアーでのお土産受注会にご協力いただくお店へ橋渡ししてくださったり。木津川市内を知り尽くす堤さんが協力してくださったからこそ、どれもみな素晴らしい企画となり、大成功をおさめることができた。 そして2017年、『伝統野菜』をテーマに商品を開発することに。しかし、木津川市の食については、まだまだ知識が浅いメンバー。『ここは、やっぱり堤さんに頼るしかない!』色んなことを相談した。様々なアドバイスをいただき、商品のアイデアが広がった!

4.結堤さん

地元のことを知り尽くし、どんどん発信しつづける堤さん。それなのに、ご自身ではまだまだ勉強不足と言われる。今後も、自分の足で取材を重ね、自分の目で確かめた情報、生産者さんの「声」をダイレクトに伝えていきたい。生産者さんと消費者さんを「つなぐ」ホームページを運営し、食卓に美味しい笑顔を生み出す仕事をしていきたいと夢を語っておられた。木津川市の魅力を伝えることをマラソンに例えるとすれば、私たちはまだスタートラインに立ったばかり。私たちの遥か遠いところをいろんな人を巻き込みながら走っておられる堤さん。そんな堤さんの背中を一歩ずつ着実に追いかけていきたい。

ご紹介

4.承【7.堤さん】